2014年3月20日木曜日

菜虫蝶と化すころ



























































































































週末は蘇州の街を歩く。上海虹橋駅から新幹線で2駅、約一時間ほどととても近い。虹橋駅は空港の並びにあり、外観は空港とほぼ同じ規模に見える。こちらに来て以来、行き来する人や車の多数に時折圧倒されるけれど、敷地建物の広さにもいつも目を見張らされる。大きいことはいいことだ−って、そう歌っていたチョコレートをまた思い出し、国の大きさ遠さや広さいろいろ想像したら、やはりちょっとくらくらする。

水郷の街のノスタルジックなイメージはとくに歌から抱いたものだけれど、今はここも一大観光地の様子。特区の水際には小商店が並び、春の陽に人々が散策を楽しむ。地下鉄は2線、わかりやすく便利で車両はとくにまだ新しかった。街中には世界遺産の建造物が思う以上に数多く、ピンポイントで行くのはやはりタクシーかな…が、休日は先客万来のようで、なかなか空車が路上でつかまらない。ちょうど人力車が通りかかったので、行き先を告げる。暢気のんびりはこの小春日和にぴったりの情緒、案の定の言い値は思わず笑ってしまったれど。交渉?でなんとか値段を収める。

あちこちに木蓮が満開の頃で、甘い香りが漂っていた。庭園内、静かな白の柔らかさに季節の移りを感じホ…と気も緩む。ピンク色木蓮の下には女の子がやってきてポーズ。春色の甘い愛らしさが漂っていた。