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風ノ色・水ノ音
2009年12月23日水曜日
クリスマスローズ
一昨年、株を分けていただいたクリスマスローズが今年一つ目の花をつける。 少し早めのような気もしますが…よいタイミング。 スノーマンは、お香をたくと口から煙をはきだ出す。 ボディのベースカラーは藍色に近いブルーで、その上に白ほか意外にいろいろな色を塗り重ね、最後にラメ色をかけて。 もう…だいぶ前に作ったもの。
2009年12月10日木曜日
短日
この時期、出回る石榴はカリフォルニア産。 実も大きく、ルビー色の粒は小さなボールにいっぱいになるほど。独特の食感とすっきりした甘味に病み付きになりそう。
2009年11月29日日曜日
北風木の葉を払うころ
発表会が終わりようやくほっと。 しばらく緊張続きましたが…こうして一つ一つ想いいれ深い曲が増えていく。 ステキなお花をマサコさんから…ありがとう。 先生方の演奏・独唱では、それぞれの個性が圧巻。 チゴイネルワイゼンのバイオリンの音色、そして落葉松のソプラノにも涙ぐむ。 11月もあと一日。 また新しい曲がはじまる。
2009年11月16日月曜日
七五三の季節
奈良桜井の帰り道、里山のふもとにて。 稲刈り後の田んぼは茶色のイメージでしたが、ここはもう緑の草がひろがっている。 山々は紅葉がはじまり、そのなだらかな形にもしかしたらこれも古墳?とつい想いめぐらせ…60年ぶりに、朱塗りの石室が出土した桜井茶臼山古墳もここから車で15分ほど。 三輪山へも近いのです。
2009年11月8日日曜日
立冬の頃
今宵、東の空には焼きあがったパンケーキのような月。 下弦まであと二日。 庭では、夏から目にしてきた上臈蜘蛛が、一回り大きくなっていることに気がつく。 産卵を控えた雌でしょうか? その名のごとくますます鮮やかな色合いに、しばし圧倒されました。
2009年10月17日土曜日
洋梨の頃
洋梨の旬はみじかくて、目にするたびつい手をのばす。 品種も意外といろいろ。 オーロラは、マルゲリット・マリーラとバートレットという品種の交配とか。 食感なめらかで芳香あり…ラフランスともまたちがう味わい。 2種類をシロップ煮に。 ラフランスのほうがしっかり仕上がるのでケーキの表面へ。 中身のムースにはオーロラのピューレ+生クリーム+イタリアンメレンゲ。
2009年9月26日土曜日
秋彼岸明
今日も秋晴れ、まだ陽射しは暑い。日陰を求めながらの散歩にて白洲次郎・正子氏の武相荘へ。 庭のもみじはまだあおいものの 柿は食べごろの様子。 裏へ続く林はどんぐりころころ。 秋の展示は十一月末まで。
2009年9月24日木曜日
秋分の頃
秋彼岸の上州は、黄金に色付いた稲穂とこんにゃく畑の薄もえぎ、それに蕎麦の白い花。 畑はパッチワークのように並びやわらかな秋色みせている。 沼田ではリンゴが旬。 今は「あかぎ」の最盛期で 甘味と酸味が程よいこの土地だけの品種だそう。 リンゴ園ではどんなにがんばっても、やはりいちどきに食べるのは3個半が限界…でした。 稲刈り中の田んぼは老神温泉にて。
2009年9月16日水曜日
9月の花嫁
ローマでの数日、何組かの新郎新婦に遭遇。 コロッセオをバックに写真を撮るカップル、父親と教会へ向かう花嫁、そしてスペイン広場では、各地から集まった人々から惜しみない祝福を送られる二人。 遺跡の街にウェディングドレスがとても映えていた。
ローマの休日
遺跡の中に街があるローマ。 古の建造物や彫刻などその数の多さは、 遥か遠い時を蜃気楼のように浮かび上がらせる。 コロッセオの規模は圧巻。 そして現代へ。石畳の道路を行き交う車。とにかく運転が卓越…ワイルド。 バイクの多さは意外なほどで、スーツを着たビジネスマンも通勤に使う。
古代から水が豊富な街、9月上旬はまだ暑いほどの日もあったのに、水はどこでも冷たく心地よかった。
パンテオン
すべての神々の…という意味を持つ神殿パンテオン。 ク-ポラの頂上、直径9メートルの天窓が開き、そこから中に太陽の光が取り込まれる。同時に雨も。そのため床には水を流す穴があちらこちら。
完全な形で残された石造りの建物はあまりに巨大で、1900年前の人々が手がけたと思うと、やはりため息。 ラファエロの墓がここにおかれる。
サン・ピエトロ大聖堂
奥行きは200メートル以上の荘厳な聖堂は、建築家ブラマンテに始まり、ラファエロ~ミケランジェロに至るまで、幾人かの手により設計される。 「ピエタ」像はミケランジェロ25歳の作。 ク-ポラまで300段ほどの階段をらせん状に上ると、そこからはサン・ピエトロ広場、そしてローマの街が広がる。
2009年9月15日火曜日
バチカンミュージアム
ラオコーン・ラファエロの間・大燭台のギャラリーにて。 あまりに広い館内、そして作品の数々は一日で観きれない。
いにしへの浴場
カラカラ帝によって作られた巨大な浴場。212~217年築。3つの異なる温度の浴槽、更衣室やトレーニングの部屋…床のモザイクが一部残り、オリエンタルな色調に古代をしのばせる。 壁も大理石やモザイクで覆われ、彫刻もあちこちにあり、新たに水道も引かれたという。当時にこんな施設があったなんて…驚き。
噴水の街
街のいたるところ噴水があり、ナボーナ広場では四大河、ムーア人の噴水。 モストラという華麗な装飾がほどこされたものが街中あちこち。 トレヴィの泉では、海神ネプチューンを背に再訪を願うコインを投げ入れる。 そしてジェラートで一息。
2009年9月1日火曜日
二百十日
台風一過の朝。 たわわに実をつけたしし唐はお隣の菜園にて。 自由収穫OKにいつも感謝。小指の先ほどの花を一輪、まだ残している。
2009年8月17日月曜日
葛の里
吉野葛の始まりは450年ほど前。 奈良の大宇陀では森野家代々の葛粉製造が今にいたる。 良質な水と寒冷な気候が求められる葛晒しに、この地が適するそう。 森野旧薬草園では約250種の薬草木が自生。 四季折々の花と、草木の意外な薬効或いは毒性はいつも興味深く、薬猟の地、阿騎野への想いもはせる。
『松山本草』(全10巻900種の動植物図鑑。森野通貞・第11代当主の著作)の今も色褪せない綿密な画には、日本最古のボタニカルアートを観る。
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