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風ノ色・水ノ音
2009年8月17日月曜日
葛の里
吉野葛の始まりは450年ほど前。 奈良の大宇陀では森野家代々の葛粉製造が今にいたる。 良質な水と寒冷な気候が求められる葛晒しに、この地が適するそう。 森野旧薬草園では約250種の薬草木が自生。 四季折々の花と、草木の意外な薬効或いは毒性はいつも興味深く、薬猟の地、阿騎野への想いもはせる。
『松山本草』(全10巻900種の動植物図鑑。森野通貞・第11代当主の著作)の今も色褪せない綿密な画には、日本最古のボタニカルアートを観る。
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