2010年9月9日木曜日

コンシェルジュリー


































セーヌ川沿いに夜景がきれいなコンシェルジュリー。 14世紀建立で王室管理府が置かれた。 革命時には、貴族などとらえられた多くの人々がこの建物の中で最後の時を待つ。 花模様の壷は手に乗るほどの小さなもの。 マリー・アントワネットがこれで水を飲んだという。 栄華極めた王女の独房での日々、そして革命の激しい民衆の勢いどちらもが、遥か遠く、また思いがけなくもせまるように想い浮かぶ。

ヴェルサイユ宮殿
















半世紀以上をかけ造り上げられた宮殿と庭園は、なんとも広大で、自分の今の時間感覚を取り払わされるような感じ。 マリー・アントワネットの離宮へまでも、徒歩では最短距離を行ってもかなりかかった。 まさか庭園・敷地内をくまなく歩くことは考えられず…ああ、住人は馬や馬車での移動をしたのですね-と気がついた。 ルイ13世~17世に至る当時の最高の資材・芸術品はじめ、宮殿内あらゆるものに贅が尽くされていて、ルイ王朝の壮大な力をあらためて感じた。       

2010年8月17日火曜日

大賀蓮






                                                                               


                                                                      
薬師池は大賀ハスの季節。 早朝に花開き、次々咲き続けて約一月。もうあとわずかの花を残すばかりで葉が大いに茂る。 花丈がとても高いので、咲き残った茎はドライフラワーに便利。  茎の茂みの中からはボーボー鳴き響く声がしてびっくり…姿は見えないけれどたぶんウシガエル。 水面をみればコワイくらい大きなおたまじゃくしが口をパクパクしていて、もっとびっくり…池の水がなんとも生温そう。     

2010年7月20日火曜日

夏土用

























晴天続きを見極め、週末から梅漬けを干し始める。 梅雨明けの直射日光の下は焦げそうな暑さ。 梅の香が風に漂う。 土用に入り梅干しも今日で4日目、最終日。 夜空も安定していたので、今回は夜露がうまくあたった感じ。 珠玉の紅…できあがり。 
紅い実は鳥の好物ですが梅には見向きもせず…それはそうでしょうと思ったり、何故でしょう?とも思う。

2010年7月16日金曜日

ブラックベリー





久しぶりに水色の空、まもなく梅雨明けの様相。 ブラックベリーもだいぶ実がしっかり大きくなり、赤葡萄色から、今朝は黒く熟したものを発見。 まだ鳥にはつつかれていない様子。 少し前に吊り下げたCDの効果あり…でしょうか。 照りつける陽のもとに黒い実が日ごと増えそう。   

2010年7月2日金曜日

半夏生ずころ












今日の梅仕事。 塩漬けの梅にあく抜きして絞った紫蘇を投入。 もみ出せば梅酢は鮮やかな朱にかわり、梅と紫蘇のこの香り…だから…梅ハ、ヤメラレナイ。 ストックポット2つ目がこれで完了、梅雨があけるまでしばしまた漬け込む。 
雨つぶ落ちそうな中、庭のあじさいも色づく。 少し前見たときはどれも真っ白-と思ったのでちょっとびっくり。 赤梅酢が飛び散った…そんな気も。
   

2010年6月18日金曜日

ラズベリー








                                                                    
  
  

今朝の収穫。 手の届く場所から少しだけ採ってもらう。 昨日は鳥がついばむにまかせたまま、思う以上に次々やってきた。 樹から移り降りてしばし周囲をうかがい、実を突いたらあっという間に飛び去るなんともすばやいこと。 赤い実は…鳥に似合う。 鳥のものではないけれど。

2010年6月13日日曜日

プリンセス





                                                                                  



クレマチスもそろそろ後半。 今朝の花盛りはプリンセス・ダイアナ。 赤紫のチューリップ状が愛らしい。  咲き終えたジャスミンに代わり、その上から重なるように蔓を這わしている。 紫花もそれぞれ独特の色合い、名前…2つともわからなくなり…クレマチスの種類ってほんとにさまざま。   

2010年6月10日木曜日

入梅の頃







一週間ほど前購入の南高梅。 ほぼ黄熟・完熟しスモモのような甘い香いっぱい。 今日は塩漬けの日。 去年は12日~やはりこの頃の梅仕事で、入梅はそのまま梅漬けの時期を重ねる。 玄関前の姫沙羅は次々に花開き、一日花 という名そのまま、気がつけば樹につく花より下に落ちている花を見るほうが多い。 今朝一番も数首の落花。 昨日の雨を吸い込み地面でくったり。夏椿というより…入梅椿。

2010年6月6日日曜日

芒種のころ





















今朝の庭にて。 ブラックベリーは淡いピンクの花を咲かせ、葡萄や薔薇、クレマチスとともにアーチにつるをめぐらせる。 実の収穫はもう少し先。 ジューンベリーの紅い実は、鳥たちに負けじ…と連日の収穫。 ほのかな酸味と甘味で、後味にアンズの種子の杏仁を少し感じる。 茄子はお隣の菜園にて。盛りの花の紫が新鮮で、実も中くらいほどの大きさに育っている。     

2010年5月26日水曜日

紅花栄うころ














今にも崩れそうな空模様の下、 ジューンベリーの実が色づく。 去年の植え付け時に想像したとおりの濃い桃紅で可愛いらしい。 味見はもう少したくさん樹についてから。 紅色も、濃い朱は乾燥クコの実。 内モンゴル・銀川の寧夏からのお土産。 あちらクコの一大産地だそう。 干し柿と干し葡萄をまぜたような味。 栄養素や効能などを読めば、濃い色の恵みってすごい・・・とあらためて認識。 薬膳にいれるもよいけれど。 数日ラム酒に漬け込みとりあえずパウンドケーキに。 組み合わせたのはドライド・ブルーベリー。 どちらも目に良さそう。 



2010年5月18日火曜日

薔薇日和










































ひでこさんちは薔薇が旬・の世田谷隠れガーデン。  殿堂入りのグラハム・トーマスはじめ、数十種の色合いがちりばめられ…ため息。 一年通す日々の丹精にはただもう感嘆。 いつか、この薔薇たちが絵の中そして刺繍の中でもあらたに香り、咲きほころび…楽しみです。 いただいた薔薇5本、夕方ダイヤが乱れ200%混雑の電車のなかでは頭上にもち掲げキープ、なんとか無事持ち帰る。 今日は挿し木に。 カットし液肥の水を吸い上げ中、上手くつきますように。 丁寧に書いてくれたネームタグがとても助かりました。    

2010年5月12日水曜日

花香る




            







雨上がり、 窓をあければジャスミンの香りがむせるように一杯。 蔓を一気にはわせてまもなく満開の様子。 バラの芳香も今日はとくに際立ちました。 これらも挿し木から咲いたもの。  

クレマチスの頃


















万緑に庭も色とりどりの花が咲き競う。 クレマチスも雨上がりにまた花数を増やした様子。 挿し木から、どんなに細く小さかった茎もとまらないほどの勢いで蔓とはやす。 緑の親指をもつお人には…いつもマジックをみせられる思い。