2010年9月21日火曜日

秋彼岸のころ













昨日はきれいな鰯雲。夏が過ぎてほっとする。突起状は、駅まで歩く線路端、雑草の中に目を惹かれたという花。根付くかどうか半信半疑ながら、庭で一年育ててみれば…蔓をかなりのばしピンクの花をつけた。線路端ではもっと紅い花をつけていたとか。土の違いでしょうか。名前…だからわからない。
加茂茄子の穴子あんかけは先週の料理にて。鱗のない長い魚は見た目も感触もちょっとグロ…ですがさばいてしまえば、思う以上に扱いやすくくせも少ない。

2010年9月10日金曜日

白露のころ







































































































































初秋を感じるパリの数日。 好天続きの爽やかな空気で、セーヌ川沿いが心地よかった。 街並み、古い建造物はとても雰囲気があるけれど、これも長い歴史の中からみればナポレオン3世によって整えられた新しい街並みということ。 それでも、さまざまな舞台となってきたパリは初めて訪れてもなんだか懐かしい。
街中では車の操作のワイルド加減にちょっとびっくり。 ローマ同様、レーサーの国?の人々だからでしょうか、巧みな運転もさることながら、縦列駐車なんて前後の車とくっついているような状態をよく見かける。 これって神業?と思いきや、バンパーを数回、前後の車にぶつけるように押しながら、出したりいれたり。 バンパーとは何のためにあるのか納得…。 街の移動は地下鉄も便利だったけれど、ボーっとしているとドアが手動で、降りるに焦ったり。 やはり色々な意味でここもワイルドな街。 

2010年9月9日木曜日

モンマルトル







































モンマルトルの街並みは坂とカーブ。 バイクが停められているのを多くみたけれど、確かに車よりも便利そう。 19世紀ロマン派の画家アンリ・シェフールが住んでいた館には、ドラクロワやショパン、フローベル、リストなど多くの芸術家が集まったそう。 今は美術館となっている。 ショパンの手の石膏が、ジュルジュ・サンドラのものとともに展示されていた。 思ったより小さめの感じの手。

パレ・ガル二エ



















1875年、シャルル・ガルニエ設計により建てられたオペラ座。  「オペラ座の怪人」の舞台となったところ。 NYでのミュージカルが懐かしい。 今はバレエ中心に上演され、この日は公演リハーサルの最中で劇場内には入れず。 次の機会にはシャガールによる天井画・夢の花束・を是非みてみたい。 

コンシェルジュリー


































セーヌ川沿いに夜景がきれいなコンシェルジュリー。 14世紀建立で王室管理府が置かれた。 革命時には、貴族などとらえられた多くの人々がこの建物の中で最後の時を待つ。 花模様の壷は手に乗るほどの小さなもの。 マリー・アントワネットがこれで水を飲んだという。 栄華極めた王女の独房での日々、そして革命の激しい民衆の勢いどちらもが、遥か遠く、また思いがけなくもせまるように想い浮かぶ。

ヴェルサイユ宮殿
















半世紀以上をかけ造り上げられた宮殿と庭園は、なんとも広大で、自分の今の時間感覚を取り払わされるような感じ。 マリー・アントワネットの離宮へまでも、徒歩では最短距離を行ってもかなりかかった。 まさか庭園・敷地内をくまなく歩くことは考えられず…ああ、住人は馬や馬車での移動をしたのですね-と気がついた。 ルイ13世~17世に至る当時の最高の資材・芸術品はじめ、宮殿内あらゆるものに贅が尽くされていて、ルイ王朝の壮大な力をあらためて感じた。