2010年12月22日水曜日

冬至
















雨上がり、太陽がちょうど犬四手の幹間に顔を出す。いつもはヒヨドリが独占しがちの木にも、今朝は数種の鳥が一時に集まりにぎやかなこと…雨水たっぷり含んだ木の芽をいそがしく啄んでいった。冬至とは思えないほどのマイルドで暖かい一日。



2010年12月16日木曜日

鮭魚群がるころ

















春〜夏に葉も茂り一回り大きくなったポインセチア。紅い葉が出るには初秋から日照時間を少なめに、夜は漆黒を保つ必要があるそう。それで、小惑星探査機のような銀色の筒形が作られる。あれやこれの材料で、上からは黒いビニールで覆って。 夕方5時ごろこの筒を鉢にかぶせ、朝方8時ごろに外して…二ヶ月弱。 時々は忘れたりも、この時期紅い葉が少し少し増えホッ…と。探査機はお役御免、つぶされる。場所取りでしたがとても苦心の様子の作でしたからちょっと忍びないかんじも。来年の探査機がまた楽しみ。

2010年11月23日火曜日

小雪のころ

























薬師池の林は、缶の中からドロップまき散らしたようなカラフル。紅葉を止まり木に鳥もあつまる。 今日は水辺にカワセミの姿が見えずちょっとザンネン。ネコヤナギ?と見間違えたのはコブシの枝木…見上げれば蕾みがもう満載だった。

2010年11月11日木曜日

草生の里







































京都大原にて。高野川を隔て東に三千院、西は寂光院。三千院までの賑わう道とはうってかわり、寂光院への道はシャッター商店街のような寂れた入り口から続きその先に静かな草生の風景がひろがる。そこからしばし山の奥へ。今は開かれた穏やかな山とそれに続く里山の景色ですが、建礼門院の生涯と当時の若さを思うとあらためて忍びない。 紫蘇のしば漬けは、夏野菜を保存するための建礼門院の考案という言い伝え。無性に食べたくなりここ数日は続けて夕食に。

小春日和

















京都も紅葉始めの頃。南禅寺〜永観堂〜法然院〜銀閣寺へ。樹々が紅く黄色く3歩ほどの見頃感。紅葉に合わせるでもないけれど、庭園はみな苔も種類豊富で美しい。どのように管理すればこれほどにしっとりとひろがるのだろう…飽くことなく見とれる。 

立冬の頃



















立冬のこの日、緩やかな坂をあがりきる頃には少し汗ばむよう。上着を脱ぐ。奈良の長谷寺もぼちぼちの紅葉。あと一週間ほどすると色付きも鮮やかになるそう。駅に帰りつくと間もなく薄暗くなり、ぱらぱら通り雨も。日がまたぐんと短くなる。

2010年10月30日土曜日

ハロウィンのころ

















台風からの避難のためバラを切り取る。今年たぶん最後の蕾たち。ピンク色は名前が定かでなく…切り花のまま東〜西へ移動し挿し木で大きくなり、それを数年前にまた切り花にして、今度は西〜東へ移動し挿し木に。その間四半世紀。あ…という間でした。
そして台風一過の今日。日差しが戻り蕾も無事開く。  



2010年10月24日日曜日

白秋


















犬四手の葉も黄色が少しずつ増え庭も秋色。 曇りがちの今日は白い花が目立つ。冬咲きクレマチス・シルホサは鈴なりに蕾をたくさんつけ、花は下向きにちょっと控えめ。お茶はころんと丸い蕾が可愛らしい。芳香のアンティークローズはチャイコフスキー。白がみんな柔らかい。

2010年10月12日火曜日

秋祭のころ

















秋祭の連休。前半の雨模様に、一年がかりのイベントを思うとちょっと気の毒な感じ…ですが後半はお天気回復でほっと。 そして昨日は一転の夏日。庭も虫たちで賑わう。


2010年9月21日火曜日

秋彼岸のころ













昨日はきれいな鰯雲。夏が過ぎてほっとする。突起状は、駅まで歩く線路端、雑草の中に目を惹かれたという花。根付くかどうか半信半疑ながら、庭で一年育ててみれば…蔓をかなりのばしピンクの花をつけた。線路端ではもっと紅い花をつけていたとか。土の違いでしょうか。名前…だからわからない。
加茂茄子の穴子あんかけは先週の料理にて。鱗のない長い魚は見た目も感触もちょっとグロ…ですがさばいてしまえば、思う以上に扱いやすくくせも少ない。

2010年9月10日金曜日

白露のころ







































































































































初秋を感じるパリの数日。 好天続きの爽やかな空気で、セーヌ川沿いが心地よかった。 街並み、古い建造物はとても雰囲気があるけれど、これも長い歴史の中からみればナポレオン3世によって整えられた新しい街並みということ。 それでも、さまざまな舞台となってきたパリは初めて訪れてもなんだか懐かしい。
街中では車の操作のワイルド加減にちょっとびっくり。 ローマ同様、レーサーの国?の人々だからでしょうか、巧みな運転もさることながら、縦列駐車なんて前後の車とくっついているような状態をよく見かける。 これって神業?と思いきや、バンパーを数回、前後の車にぶつけるように押しながら、出したりいれたり。 バンパーとは何のためにあるのか納得…。 街の移動は地下鉄も便利だったけれど、ボーっとしているとドアが手動で、降りるに焦ったり。 やはり色々な意味でここもワイルドな街。