2012年9月20日木曜日

Ma vlast


































                                                   
 

          







         






























































 プラハで最初に訪ねたのはカレル橋際に建つスメタナ・ミュージアム。以前初めてチェロで弾いた曲が、スメタナの交響詩「我が祖国」の“モルドウ”(ヴォルタヴア川)で、特別な大切な曲。 モルドウの流れのように滔々と弾いて…という教えいただきイメージを膨らませたのが昨日のよう。いつか実際にみたいと思ったその流れは、大きくて滔々と、そして今は包みこまれるような静けさで広がり、水鳥たちが川面を渡っていた。

市民会館(Obecni dum) はアールヌーボー様式の白い建物で、隣に建つゴシック建築の黒い火薬塔との対比がくっきり。会館内にはスメタナ・ホールも。5月のプラハの春・は、我が祖国・がここで演奏され、音楽祭の幕開けとなる。会館の中にはミシャの絵画や彫像など多くの作品も。 スメタナやドボルザークといったチェコの作曲家、人々の祖国への想いは計り知れなくて、それは美しい旋律から薄く容易く想像できるものではないけれど…でも色々な情景がそこから浮かぶ。そして、モルドウの流れに感じたと同じ懐かしいような切ないような思いになった。


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