今朝やってきたコゲラ。縞模様の背に陽の光うけさかんにコツコツ幹をつつく、とても熱心で念入りの様子。じきに小さな虫をくちばしにくわえた。樹皮の下で冬越しする幼虫たちにあらためて気がつく。ザクロはこの時期カリフォルニアから。左右のこぶし合わせるよりもずっと大きな実、中の粒は両の手が2倍分ほどのいっぱい。ぽろぽろほぐしながら甘酸っぱいルビー色を鳥のようについばむ。
2011年12月10日土曜日
2011年11月23日水曜日
2011年11月16日水曜日
2011年11月5日土曜日
2011年10月31日月曜日
ハロウィンの頃
2011年10月24日月曜日
2011年10月9日日曜日
2011年9月13日火曜日
柘榴の町
マドリッドからイベリア航空で南へ一時間半、アンダルシア・グラナダに着く。 シエラ・ネバダ山脈から続くベガの肥沃な平野にあって、太陽の眩しさと強さにしばしクラリ。 鮮やかというより色が大気に散るような張り付くような…日向の白壁には思わず目をしばたく。 ここがフェデリコ・ガルシア・ロルカの故郷。 遥か昔、アルバイシンの丘の町並みはモーロ人の抵抗の砦となりその白い壁も石畳も流血に染まったという。 グラナダ陥落後もアラブ様式は残され、その余韻を今に伝えている。キリスト教会の中にもイスラムの形が残り、両方が同じところに混在していて、初めて目にする不思議な感じ。中世騎士道のさまざまな王や往事の人々の想いは、どんなところにあったのだろう…その悲喜にめぐらすほど町に惹きこまれる。「グラナダ」の名はザクロからの由来という。実をつけた木をあちこち目にし、アルハンブラ宮殿では、朽ちかけた床に目をひいたタイルの可愛らしい小さな赤…ザクロだった。
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