9月初旬のマドリッド。 日中の気温は日本と同じくらい、空気はとても乾いた感じで日陰との温度差が大きい。濃く青い快晴続きに、時々白い雲が懐かしく思えるほど。 メトロの券一枚、あちこち乗り降りして歩く。 街の中でもやはりオリーブの木をよく目にした。 プラド美術館では裸のそして着衣のマハにも会えたけれど、ゴヤのさまざまな絵からはその印象とだいぶ違うものを多く目にした。時代ごとのアーティスト、そして今は特にレアル・マドリッドの本拠地というイメージからも強い個性を感じるところ。 そして、イベリア半島はレコンキスタの史実にどうしてもさかのぼり、遥か昔のことは今にもたしかにつながっていて、ため息がでるほど印象深い。 でも、なによりも、毎食のようにふんだんなオリーブを食べ、ワインとサフランの香りをかげば…やはりここもおいしい国だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿