2012年10月27日土曜日

栗名月



















今日の丸いもの。久しぶりに雲のない空に昇ったのは満月にあと少しの十三夜、栗名月。収穫した赤い丸はローズヒップで、艶やかな実は花の姿より親しみある感じ。可愛らしくて、食べるほどたくさんとれたらいいなと思う。そして、点在する星のような光は、朝鮮海峡に広がる漁り火。中国行きの飛行機の中から見えた光景だそう。遠くに見えるのは韓国の街灯りで、異国の幻想。 海中にはきっとキラキラ光る烏賊の群れもあり、それも幻想的と思った。


2012年10月20日土曜日

秋土用のころ













今ごろの夜空…30秒の露出×10枚をコンポジットしてみれば、ここからでも星の軌道がだいぶ明るくクリアにみえる。オリオンの三つ星がとくにくっきり。地球の動き、時の流れがこうすると確かに現れてみえ、当たり前のことなのだけれどやはり不思議な感じ。

昨日は宮が瀬ダム辺り空を観に行くも、思惑違いに雲が広がりちょっと残念。 天の川は、この夏にダム近くで写したもので、このとき赤道儀を初めて自分でも使ってみる。赤道儀のことも、コンポジットのことも説明をもらうのだけれどまだ理解はあやふや…それでも、星の空をみれば何千何億という時間の流れに対面し、ロマンチックというよりもダイナミック。 砂の数と星の数、どちらが多いか…ダム周辺の道路管理する方に昨夜もそう問われる。365日の門番さんたち。暗がりでの会話は時々とぼけた感じで、どこか狐につままれたような気もして可笑しい。 たぶん次に行ったときも同じ質問をされるのだと思う。その度思いをめぐらせて、星の空もまたつきることがない。



2012年10月12日金曜日

キャラメルのころ

 
















































 今朝のリースたち。朝陽がぐっと南よりになってきて、気がつけば壁にあたる光も傾いて和らかい。夏の間、小さく揺れて涼し気だったフウセンカズラの丸は、しっかり茶色になって、今朝は種を収穫。 蔓ものの整理はつい丸く絡めとるので、リースがいくつもできてくる。芳香漂わせたラベンダーリースには、ひからびてしまったベリーの赤い実もさしたり、それもまた可愛らしかった。

玄関先の秋色は、チョコレートコスモスとキャラメルヒューケラ。暖かいものも恋しくなるような今ごろ、その名前もカラーもそばにいてくれるとうれしい感じ。
先日ウィーンの花屋でヒューケラを見つけたときは、これはドイツ語だったのね…と納得。そして、ケラはきっとヘレン・ケラーのケラに違いないし…と思ったのだけれど。調べてみれば、ケラーのそれはスペル違いだった。Heucheraというのは学名だそう。ツボサンゴ・と呼ぶと名前も限定されてくるけれど、ヒューケラと呼べば、装いが様々になってくる。便利と思ったり、それでなんだかちょっと可笑しくもなった。