2013年4月26日金曜日

霜止み稲出ずころ






























今月の新月の日。道志村の夜空は黒々と、その名のとうり白濁としたミルキーウェイが割って流れる。赤いのはオリオン座42星雲、そしてオレンジがかった地上の雲。その距離差1600光年だそう。今からそのくらいの時間さかのばれば、たぶんイースター島ではモアイ像が建てられた頃で、ヨーロッパは中世の入り口…教会音楽の最初のころ。グレゴリオ聖歌から今にいたるまで、音楽も絶え間なくこうして広く流れている。星の時間のように音も果てしなく自由…たくさんのことおしえていただいた。先週の弦楽アンサンブルも反省しきり…でもなによりご一緒できて嬉しかった。Faureの曲も大切にして伝えられるよう、そして音を楽しみたい。


2013年4月14日日曜日

クレマチスの頃













































今朝の庭〜クレマチスが次々に咲き始める。みんな好きな色味。アップルミントやヒューケラの花の、淡いピンクや小ささにもとっても惹かれる。オダマキも藍蒼の紫を鮮やかに開花。ブラッドオレンジ色のフリージアと黄色ジャスミンを切り花にさせば、朝一番びっくりするような芳香。目も頭もしっかり覚めた。色や香りがこんなに豊かなステキな頃に乾杯…あらためて−Happy birthday☆−




2013年4月3日水曜日

雷声を出すころ
















奈良の家の空気は独特で、いつもちょっとしたタイムスリップ。八百万のかみさまと精霊様々の気配が静かなの中の不思議な賑やかさ。今回も、整理された器数々から、思いがけず朱の漆器をみつける。よく保存がなされ他の漆器物より傷みがなくきれい。遥か向こうから時の波にのって一気にこちらへたどりついた…そんな感じ。 慎重にしながらお吸い物に早速使ってみる。 ペルシャの水差しのようなものは手のひらサイズで、蓋はイチゴのヘタのような河童の頭のような、ちょっとユニーク。何に使われたのでしょう…まだ不明。
こちらへ戻って気がつけば、部屋がまた一層骨董市の様相。遠い記憶がやわらかによみがえる。