2012年5月7日月曜日

立夏の頃















































卯の花くたしも開け、昨日は紫外線の強い好天。 国立天文台の第一赤道儀室では太陽の黒点を観測中。大きな黒点が二つ、ほかに細かくも見えた。 手動の光学望遠鏡は錘を使い動かすもので、一つ一つの部品の噛み合わせが絶妙、手動機器の魅力を感じる。大正10年築のドームは外観、内側も物語のような可愛らしさで、いいなと思う。1939年〜60年間、太陽黒点スケッチに実用された口径20cmの望遠鏡はカールツァイス・イエナ社のもの。このネーム・タグだけでも切り取って持ち帰りたい…と切望する人も。構内には他に1880 年製のレプソルド子午儀など、年代もの望遠鏡がいくつも置かれる。武蔵野の趣残す構内はとても静かで、新緑が風にゆらぎ、陽の光の中に新芽のガクがくるくるたくさん舞っていた。








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