2013年9月28日土曜日

嘉峪関城楼








































































万里の長城の西果て、嘉峪関(かよくかん)長城は“天下第一雄関”と言われた最西端の関所で、古代の軍事基地。秦漢代以降の歴代王朝がこの地に兵力を集中させた。要塞の上からゴビの彼方に望む山脈は、ここからかなりの距離がありそう。けれど、他の場所に比較して、反対側の山脈までの距離が一番狭い地で、防御に適した場所だったそう。7メートル近い壁に囲まれ、大門も思う以上に高い天井。 悠々として、門をくぐりくる騎馬上の武将や、西の国境を超えてやってくる異民族とその交流。2000年以上もの前の人々の往来が、ゴビで見る蜃気楼のように浮かび上がる気がした。



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